ご無沙汰してしまいました。貞兼です。 
‘危険な暑さ’や大雨被害と、これでもかと打ち据えられている感じですが、みなさんの地方はいかがでしたでしょう?お伺いします。

 昨日、カトマンドゥ経由で現地ランタンから写真が送られてきました。ゴタルー(牧畜専従者)たちが作った丸くて大きなセミハードかハードタイプのチーズの写真です。大いにびっくりし、大いに慌てました。こんなに順調にスピーディに進行するとは思っていなかったからです。

ゴタルー(牧畜専従者)たちが作った丸くて大きなセミハードかハードタイプのチーズ

 ここ(NL. No.5)でもご報告したように、春のランタン訪問の最終日、ゴタルー会議を持ちました。そこでは彼らはいくつもの提案をして私をびっくりさせたのですが、それを言葉にたがわず3グループ(ヤラ方面、ツェルべチェ=リルン氷河周辺、ヌプリ=キャンチェン対岸)に分かれ、それぞれにミルクを供給し共同で乳製品を作り始めているのです。
 酪農組合がミルク代として支払う乳製品は、今のシーズンは熟成に最低でも数ヶ月かかるセミハードあるいはハードタイプチーズと日常生活に不可欠のバター。そして、秋口からトレッカーのシーズンにはカチョカヴァロを作る予定のようです。

撹拌してバターを作っているところ(村長経営のホテルのキッチンにて)


建設中のキャンチェンのチーズ貯蔵庫

 これは本当にすごいことだと思いますが、ランタンプランが会議で提案した幾点かは履行されていません。キャンチェンのチーズ貯蔵庫とゴタルーの基地となる酪農組合センターハウスの建設費も未払い状態です。電話ではキャンチェンの貯蔵庫はすでに完成し、センターハウスは基礎工事が終わっているらしいのです。


6月にキャンチェンまで上がって来たゾモ

 ゴタルーたちは例年だと、6月4日祭=7月16日を境に一気に夏の放牧地最高度へと上昇して行きます。

 これからミルクの最盛期を迎えます。彼らの目標とする乳製品はシーズンに3000kg。チーズやバターを貯蔵する設備は待ったなしで必要です。私は追い詰められた心境です。いつもご支援ばかりを申し立てて心苦しい限りですが、どうぞ、皆様のお力をお貸し下さい。彼らは今、酪農を観光に負けない一つの産業として再興したいという意気込みでいると思います。

 【お振込み先】https://www.langtang-plan.wjg.jp/donations/

 ついでながら、キャンチェンチーズ工場はゴタルーからのミルクの供給がなく、開店休業状態にあり、スタッフもランタン酪農組合を手伝ってくれているようです。